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【睡眠計9選】 睡眠の「質」を計測できるおすすめの活動量計

“ 睡眠計測機能のある活動量計のご紹介です。厚生労働省のデータによると、日本人の5人に1人は、睡眠に何らかの障害を抱えているようです。健康管理を得意とするおすすめの活動量計をピックアップしています ”

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 出典:Fitbit オフィシャルサイト

 

日本人の5人に1人は、睡眠に何らかの障害を抱えている

ご機嫌いかがでしょうか?きんぐ(@king_letter)です。

 

みなさんはよく眠れていますか?

 

日本人の睡眠時間は年々短くなっており、先進国の中でも睡眠時間はなんと最下位!

一般的に、一日の平均睡眠時間は7~8時間程度が健康的とされている中で、6時間以下の人はショートスリーパーと呼ばれます。

正確には、単に睡眠時間が短いということではなく、短い睡眠時間であっても健康的な生活を送ることができる人を指すため、6時間以下の人をすべてショートスリーパーというわけではありません。 

 一方で、9時間以上の睡眠時間を必要とする人はロングスリーパーと呼ばれ、睡眠効率が悪さが睡眠時間の増加につながっている可能性が高いです。

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厚生労働省のデータによると、日本人の5人に1人は、睡眠に何らかの障害を抱えています。睡眠が健康に与える影響は大きく、睡眠不足は高血圧、糖尿病、動脈硬化等の生活習慣病の原因になると言われています。

24時間のうち25~35%を睡眠時間にあてていることを踏まえると、非効率な睡眠は回避しなければなりません。

ただ、睡眠の質を把握することは難しく、「寝つきが悪い」「夜中に眼が覚める」「朝起きれない」といった症状から想像するしかありません。

そこで今回は、睡眠の質を科学的に把握する「睡眠計」についてアトシラしました。最後に僕が実際に買ったおすすめの商品もご紹介しますので、ぜひご参考にください!  

睡眠計測機能もある活動量計が主流

睡眠計には複数の種類があり、一概には睡眠計というジャンルで仕分けされていません。現状では、睡眠計測機能もある活動量計が主流です。

大きく分けると、ベッドサイドや枕元に置く「①据え置きタイプ」、ベルトやポケットにフックする「②クリップタイプ」、手首に巻きつける「③リストバンドタイプ」、腕時計と融合した「④ウォッチタイプ」の4種類になります。 

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①据え置きタイプ

本体を枕元に置き、寝返りなどによる寝具の動きから、寝つくまでの時間や目覚ましが鳴ってから起床までにかかった時間などを測定できます。置いておくだけで測定できるので、体に何か装着する必要はありません。

但し、心拍数を計測しているわけではないため、測定における精度は低くなります。就寝時に何かを腕につけて眠ることがどうしても苦手な方は選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。 

1.オムロン ねむり時間 HSL-003T

ねむりのタイプを判定し、ねむりの特徴を9タイプの動物に例えて分類。タイプに応じたアドバイスをしてくれます。

本体を枕元に置くだけと手軽さはあるものの、就寝・起床時にボタンを押さないと測定できないため、地味に手間だったりします。 

 

②クリップタイプ

ズボンやベルトといった衣服にクリップで付けるウェアラブルデバイスになります。イメージは高機能な万歩計といったところでしょうか。

歩数、距離、消費カロリー、階段でのぼった階数、睡眠サイクルなどを測定できます。クリップのため、着脱は楽ですが、睡眠の際にはリストバンドを使用しなければいけない点は面倒です。 

2.Fitbit One

コンパクトでありながら、ディスプレイは見やすいです。ただ、コンパクトが故に紛失するケースも多々あるため、注意が必要です。

グリップ力が弱いわけではないですが、クリップタイプは気づかないうちに落してしまうリスクがどうしてもつきまといます。 

 

③リストバンドタイプ

現状、マーケットでは「③リストバンドタイプ」、「④ウォッチタイプ」がメインとなっており、各メーカーから様々な商品がリリースされています。

一方で、安価な模倣品も数多くあり、計測がいい加減だったりデータが消えたりと性能面で不安がある商品も多々あります。

また、活動量計はスマホのアプリケーションと接続して使用するケースがほとんどで、マーケットにおける一定のシェアがないと、OSの更新に対応しなかったり、サービスが継続されなかったりする場合もあります。

実際に、リストバンド型活動量計の二大ブランドのひとつだったジョーボーンは日本市場を撤退し、サービスが終了してしまいました。

 

今回は、信頼性のあるメーカーに絞り込んだうえで、商品を厳選しました。なお、「睡眠の質」をテーマとしているため、ジョギングといったスポーツに特化した活動量計はスコープに入れず、健康管理を得意とする活動量計をピックアップしています。

 

 

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3.Fitbit Charge2

ウェアラブル界でトップを走るFitbit(フィットビット)のリストバンドタイプは、この「Charge2」か、この後紹介する「Alta HR」の2択になります。

歩数・移動距離・睡眠量・心拍数・高度と計測できるデータは豊富です。もちろん時刻も表示できます。

また、この機種は心拍計と高精度モーションセンサーにより睡眠時間を自動で計測し、浅い眠り・深い睡眠・レム睡眠がそれぞれどのくらいの時間発生したか解析できます。

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他メーカーの商品も睡眠の質は計測できますが、レム睡眠といった睡眠ステージまでは精緻に計測できる点で本商品は優れています。

iPhone・Androidに双方対応しており、スマホ通知可能。バッテリーは最大5日間。生活防水のため、シャワーやお風呂はNGです。

 

4.Fitbit Alta HR

2017年4月に発売された新しい商品で、機能性は「Charge 2」とほぼ同様です。高度計測ができなかったり、スマホのGPSを拾えなかったりしますが、特にデメリットとなる点はありません。

むしろ、バンドの太さが細くなりスタイリッシュになります。コンパクトなデザインかつ軽量のため、1日中装着していても気になりません。その分、画面サイズは「Charge 2」よりひとまわり小さくなり、視認性に劣ります。

後述するウォッチタイプにも言えますが、画面サイズと商品自体の大きさ&重さはトレードオフの関係になります。バッテリーはなんと最大7日間で、充電持ちが素晴らしいです。

 

5.GARMIN vivosmart J HR+

GARMIN(ガーミン)は自転車用品で有名ということもあり、自転車を楽しむ方に人気です。計測できるデータは、歩数・移動距離・睡眠量・心拍数・高度になり、時刻表示もできます。ANT+対応なので、自転車の計器とも連動可能です。

GPSが内蔵されており、走行・歩行ルートがスマホアプリで表示可能です。距離・ペース・ルートが把握でき、やはり自転車を楽しむ方向けの色が濃いです。

加えて、防水設計ですので、シャワーやお風呂はもちろん、水泳も可能です。お風呂の度にイチイチ取り外す必要がないの点はGoodです。iPhone・Androidに双方対応しており、スマホ通知可能。バッテリーは最大5日間。

 

6.GARMIN vivosmart 3

基本的な仕様は「vivosmart J HR+」と同様ですが、GPS機能は付属されていません。

一方で、VO2Ma(最大酸素摂取量)に対応したり、ストレスレベルを表示する機能が加わったりしています。バッテリーは最大5日間。「vivosmart J HR+」との違いは、シンプルにGPS機能の有無という捉え方でOKです。

 

④ウォッチタイプ

腕時計の形状で、大きなディスプレイが特徴です。「③リストバンドタイプ」もディスプレイはありますが、少量の文字を表示できる程度です。

ディスプレイが大きくなった分、表示できる内容が豊富になり、電話、メール、スケジュールを詳細に確認できます。もちろん、健康管理の機能も兼ね備えています。

但し、その分サイズや重さが増すうえ、価格帯も一段上がります。就寝の際に、腕時計のような大きく重いのモノを手首に巻きつけて眠ることに違和感を感じる方は、「③リストバンドタイプ」をおすすめします。 

 

 

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7.Fitbit Blaze

基本的な機能は「3.Fitbit Charge2」と同様になります。ディスプレイが大きくなった分、最大160字までのメール表示等が可能です。

スマホの音楽機能をコントロールもできたり、新たなトレーニング機能が追加されたりしています。バッテリーは最大5日間。

 

8.GARMIN vivoactive J HR

高解像度のカラータッチスクリーンにGPS機能も搭載されたスマートウォッチで、「5.GARMIN vivosmart J HR+」の上位機種という位置付けです。バッテリーは最大8日間と長めですが、GPS使用時は最長13時間と極端に短くなります。

前述したとおり、ガーミンは自転車をはじめとするスポーツに関する機能がメインとなるため、スポーツ中心で日常的な活動量計がアドオンしているスマートウォッチを探されている方はベストマッチします。

 

9.エプソン PULSENSE PS-600

エプソンと聞くとプリンターといったOA機器のイメージが強いですが、企業名はセイコーエプソン株式会社になります。同社は「セイコー」の時計ブランドを持ちますが、なぜか活動量計はエプソンブランドになります。

日本のメーカーでは、エプソンが最もウェアラブルデバイスの活動量計に力を入れており、品質も高いです。商品の安定感・安心感は日本メーカーだからこそです。

計測できるデータは、歩数・移動距離・睡眠量・心拍数になります。特徴は脈拍計測機能で、脈拍推移と活動量からエクササイズ状況やカロリー収支、非活動時の心のバランスや睡眠の状態といった内容を表示できます。

但し、食事内容や体重を入力する必要があり、手間はかかります。防水性能は日常生活防水レベルで、メール内容のテキスト表示に未対応です。バッテリーは最大7日間。

 

最終的に購入した活動量計はこの機種!!

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出典:Fitbit オフィシャルサイト

最後に実際に購入した活動量計をご紹介します。

今回は、睡眠の「質」の計測にこだわったこともあり、その点においては睡眠ステージまで計測できるフィットビットが秀でています。

但し、唯一の残念な点は防水設計ではないことです。お風呂やシャワーの度に取り外すのは面倒なため、防水設計においてはガーミンが望ましいです。

一方で、寝る時も手首に付けていることを踏まえるとボリューム感のある「④ウォッチタイプ」は僕には邪魔でした。

判断ポイントを整理すると、「精緻な睡眠計測+防水設計+コンパクト」の3点になります。現状すべてを満たす商品は無いため、最終的には、今回の目的である睡眠の質を計測するのに最も優れ、コンパクトなデザインかつ軽量の「4.Fitbit Alta HR」を購入しました。

バッテリーは最大7日間と、充電の手間が軽減されることもうれしいポイントです。

「4.Fitbit Alta HR」はバンドの長さがLサイズとSサイズがあり、購入する際にどちらがフィットするかわからなかったため、家電量販店で試着してみました。男性の僕でもLサイズは大きかったので、ほとんどの方はSサイズで問題ないです。

また、実際に装着してみて気づいた点として、やや厚みがある印象を受けました。ついでに他の機種も試着してみましたが、厚みにおいては大きな差異はありませんでした。日常において不便を感じたり、気になったりするレベルではないため、特に問題はありません。

ここがポイント!

・睡眠ステージまで精緻に計測できる
・コンパクトかつ軽量ではあるが厚みはある
・充電は週1でOK
・生活防水未対応は妥協点
・Lサイズは大きいのためSサイズでOK

ということで、今回は、睡眠の「質」を計測できるおすすめの活動量計の紹介でした。

24時間のうち大きなウェイトを占める睡眠時間。効率を高めることで、より健康的な生活を送っていただければと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。  

*** 2019.06.29 追記 ***

▼2019年3月に発売された「Fitbit Alta HR」の後継機である「Fitbit Inspire HR」をはじめ、Fitbitの最新のモデルはコチラの記事でご紹介しています。 

「Fitbit Alta HR」の欠点だった防水性が改善され、操作性も格段に向上したモデルが登場しています。あわせてご覧いただければと思います。 

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