アトシラ

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睡眠の「質」を計測できる「Fitbit(フィットビット)」のおすすめ3モデル

“ 睡眠計測に優れたFitbit(フィットビット)の新商品についてのご紹介です。「Fitbit Alta HR」 の後継機である「Fitbit Inspire HR」を中心に、「Fitbit Inspire HR」、「Fitbit Versa ライトエディション」の3モデルをピックアップしています。中でも最もおすすめのモデルは・・・ ”

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出典:Fitbitオフィシャルサイト

 

ご機嫌いかがでしょうか?きんぐ(@king_letter)です!

ウェアラブルデバイス世界一のシェアを誇る Fitbit(フィットビット) の「Fitbit Alta HR」を購入して1年半。現在も入浴と充電中以外は、常に装着した状態で生活しています。

 

「Fitbit Alta HR」のすごいところは、睡眠の段階を起きた状態/レム睡眠/浅い睡眠/深い睡眠の4ステージに分け、それぞれの時間を可視化してくれるところです。

科学的なアプローチによる測定値を、普段の感覚と紐付けながらモニタリングすることで、体調管理や生活リズムの調整に大変役立っています。 

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睡眠時間が不足することで体力・気力が損なわれ、いわゆる「調子が悪い」という状態になるのですが、

・同年齢の平均値と比較してどれだけ睡眠時間が不足しているのか?
・睡眠不足の状態が何日続いているのか?

…といった情報が定量的に提示されることで、「今日は早く寝よう」という思考や意思が強くなり、実際に行動へ移すことができるようになります。

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常に「Fitbit Alta HR」を付けていたこともあり、気が付いたらバンドが壊れいることもありました。乱暴に扱っていたわけではないのですが、本体との接続部分に負荷がかかっているのでしょうか。新たにバンドを購入しました。

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Fitbitはサードパーティも含め、様々なデザインのバンドが販売されており、価格も手頃なため、買い替えに困ることはありません。カラーバリエーションも豊富で、気分やシーンに合わせてカスタマイズすることもできます。

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さて、 購入から時間が立ったこともあり、 Fitbitから新しい商品が発表されています。なんと、「Fitbit Alta HR」 を購入する際に妥協した防水性が備わった商品も登場しました。

ということで、今回はFitbitの新商品に関するアトシラになります。

前置きが長くなってしまいましたが、「Fitbit Alta HR」 の後継機である「Fitbit Inspire HR」を中心に、睡眠計として優れた以下の3モデルについてご紹介していきます。

・Fitbit Charge3(2018年11月発売)
・Fitbit Inspire HR(2019年3月発売)
・Fitbit Versa ライトエディション(2019年3月発売)

前回ご紹介した、睡眠の「質」を計測できるおすすめの活動量計については、コチラの記事となりますので、併せてご覧いただければと思います。

Fitbit Inspire HR

まずは、「Fitbit Alta HR」の後継機である「Fitbit Inspire HR」についてご紹介します。

なお、語尾に『HR』が付いていない「Fitbit Inspire」というモデルとは別になりますのでご注意ください。「Fitbit Inspire」には睡眠ステージを計測する機能がないため、予めスコープから外しています。 

 

主な変化としては、以下の4点があげられます。

・ついに耐水仕様へ
・タッチスクリーンディスプレイでUI向上
・バッテリー持続時間は改悪
・アプリの通知は諸刃の剣

ついに耐水仕様へ

「Fitbit Alta HR」は生活防水未対応だったのですが、「Fitbit Inspire HR」は水深50mまでの耐水仕様に改善されました。

これで、毎日のお風呂やシャワーの際に外す手間がなくなりました。もちろん水泳の時も、使用することができます。

防水性は「Fitbit Alta HR」の唯一の欠点でしたので、これだけで買い換える価値があります。

 

タッチスクリーンディスプレイでUI向上

有機ELディスプレイにタップしての操作に加え、スワイプやスクロールで操作が可能になりました。

「Fitbit Alta HR」はタップ操作のみでしたので、たまにタップがうまく認識されずストレスを感じることがあります。

また、目当てのデータを見るために、何度もタップを繰り返さないといけないため、煩わしく感じます。タップしすぎて目当てのデータを通り過ぎた際には、発狂しそうになります。

スワイプやスクロールで操作が可能になったことで、操作性は格段に向上しました。

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出典:Fitbitオフィシャルサイト

また、本体サイドにも物理的ボタンがあり、戻る操作や設定画面へのクイックアクセスができるようになりました。

ディスプレイの解像度も上がり、表示が見やすくなりましたし、ユーザーインターフェースは「Fitbit Alta HR」から大きく改善されました。

本体の大きさは、「Fitbit Alta HR」から横に2㎜ほど大きくなりましたが、比べてみないとわからないレベルです。厚さもほぼ変わらないものの、「Fitbit Inspire HR」のほうがカーブが大きく、手首にフィットしやすくなっています。

なお、全体的なデザインについては評判が悪いですw

 

バッテリー持続時間は改悪

バッテリー持続時間は最大5日間になります。「Fitbit Alta HR」は最大7日間でしたので、これは改悪になります。

この点は非常に残念ですが、この後ご紹介する「Fitbit Charge3」は逆に最大5日間から7日間に改善され、逆転する形となりました。

 

アプリの通知は諸刃の剣

LINE、SMS、Twitter、Facebook Messengerといったスマホの通知を受け取れるようになりました。なお、通知が多いとバッテリー消耗が激しくなるため注意が必要です。

他にもGPS連携やアプリを使用して女性の健康状態をきめ細かく測定できるようになりました。

 

Fitbit Charge3

続けて、Fitbitのフラッグシップモデルの「Fitbit Charge3」のご紹介です。ナンバリングの通り、「Fitbit Charge2」の後継機となります。

 

ディスプレイ面積が拡大

「Fitbit Charge3」は前モデルの「Fitbit Charge2」と大きさは変わらないものの、ディスプレイの面積は40%ほど大きくなり、さらにタッチパネル式へ進化しました。

また、Gorilla Glass(ゴリラガラス)が採用されることで、ディスプレイの強度が上がり、傷が付きにくくなっています。

厚みは少し薄くなり、手首との接点で丸みを帯びましたので、付け心地も良化しています。ただ、「Fitbit Inspire HR」に比べると幅が太く、腕に取り付けて寝るにはボリューム感があります。

 

クイック返信機能はおまけ

基本的な機能は「Fitbit Alta HR」と同様になります。耐水仕様となり、バッテリー持続時間は最大5日間から7日間へ向上されました。

前モデル「Fitbit Charge2」に引き続き、着信、メール、LINEやサードパーティアプリの通知機能も搭載されています。ディスプレイが大きくなったことで、表示領域が広がり見やすくなりました。

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出典:Fitbitオフィシャルサイト

加えて、クイック返信機能が搭載され、一部の通知については本機から返信することができるようになりました。但し、送付するメッセージを定型文から選ぶ形式で、デバイスから直接メッセージを入力することはできません。

あまり実用的とは言えないため、このあたりの機能はおまけ程度になります。なお、クイック返信機能はAndroidのみの対応で、iPhoneのiOSには対応していませんのでご注意ください。 

 

日本では対応していない機能

「Fitbit Charge3」には『Fitbit Pay』という決済機能が加わりました。但し、『Fitbit Pay』は日本国内で対応している金融機関が存在しないため、事実上、使用することができません。

同じく日本国内では使用できない機能として、『SpO2センサー』があります。SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)は血液中の酸素量を測定するもので、睡眠時無呼吸症候群といった症状の発見に役立つと言われています。日本国内では法律上の制約で使えないそうです。

 

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Fitbit Versa ライトエディション

「Fitbit Versa ライトエディション」は、いわゆるスマートウォッチにあたり、2018年6月に発売された「Fitbit Versa」の廉価版になります。

 

Fitbitのスマートウォッチは、GPS機能を搭載した「Fitbit Ionic」、GPS非搭載の「Fitbit Versa」、「Fitbit Versa」の廉価版「Fitbit Versa ライトエディション」の大きく3種類あります。

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出典:Fitbitオフィシャルサイト

ここまでご紹介した、「Fitbit Inspire HR」や「Fitbit Charge3」はスマホに搭載されたGPSと連携する方式になりますが、「Fitbit Ionic」は本機自体にGPSが搭載されています。そのため、価格は少し高くなります。

 

廉価版なのにコスパが低い

「Fitbit Versa」と「Fitbit Versa ライトエディション」については、基本的な機能についてはほぼ同じになります。一番のポイントは音楽再生機能の有無で、「Fitbit Versa ライトエディション」は音楽の保存・再生をすることはできません。

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細かいところだと、上がった階段数や水泳中のラップ数の測定、そして『Fitbit Pay』による決済機能が「Fitbit Versa ライトエディション」には搭載されていません。

バッテリー持続時間は最大4日間と短いものの、ディスプレイはこれまで紹介したモデルの中で最も大きく、視認性に長けています。その分、寝る時には大きすぎて邪魔に感じる方も多いと思います。

「Fitbit Versa」と「Fitbit Versa ライトエディション」との価格差は縮まってきており、現時点でも数千円程度しか開きがありません。

 

価格差によっては「Fitbit Versa」のほうがコスパが高いため、もし迷われた時は「Fitbit Versa」を選択することをおすすめします。

この後、「Fitbit Charge3」との比較についても記載していますが、正直、「Fitbit Versa ライトエディション」は微妙なモデルと言わざるを得ません。

 

「Fitbit Charge3」と比べても…

「Fitbit Charge3」と比べても、「Fitbit Versa ライトエディション」のポジショニングは中途半端になります。

基本的に機能は同じで、「Fitbit Versa ライトエディション」は独自OSによって、様々なアプリと連携できる点が大きな特徴となります。

但し、アプリが日本語に対応していなかったり、動きがもっさりしていたりと、あまり使い勝手はよくありません。また、バッテリー持続時間は「Fitbit Charge3」のほうが最大7日間と大きく優れています。

価格帯もほぼ同じであるため、スマートウォッチというフォルムにこだわらないならば、「Fitbit Versa ライトエディション」よりも「Fitbit Charge3」をおすすめします。

 

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最終的におすすめするモデルは?

ここまで、Fitbitの新商品「Fitbit Inspire HR」、「Fitbit Charge3」、「Fitbit Versa ライトエディション」の3モデルをご紹介してきました。最後に一番おすすめのモデルをご紹介します。

いずれのモデルも睡眠の「質」の計測には優れており、睡眠の段階を4ステージに分け、測定することができます。

寝てる時も手首に付けていることを踏まえると、やはりコンパクトで軽量な「Fitbit Inspire HR」が秀でています。手首へのフィット感も向上し、就寝時に手首へ付けることへの抵抗感がある方も、「Fitbit Inspire HR」はぜひお試しいただきたいです。

 

耐水仕様となり、「Fitbit Alta HR」の欠点だった防水性も改善。毎日のお風呂やシャワーで外す手間がなくなりました。

また、操作性が格段に向上。ディスプレイへタップだけではなく、スワイプやスクロール操作が可能になることで、ストレスなく使用することができます。

バッテリー持続時間が最大7日間から5日間に減少した点は残念ですが、それを踏まえても「Fitbit Alta HR」から大きく進化しているため、現在、「Fitbit Alta HR」を使用されている方も買い換える価値は十分にあります。

デザインについては、ネット上でネガティブな声もありますが、そこは好みの世界になりますし、僕は特に変だとは思いません。

ここがポイント!

・コンパクトで就寝時に邪魔にならない
・耐水仕様で入浴時も付けたままでOK
・スワイプ・スクロールで操作性向上
・バッテリー持続時間は5日間に改悪

ボリューム感が気にならない方は、「Fitbit Charge3」も選択肢として “アリ” です。

前モデルと大きさは変わらないものの、ディスプレイの面積が大きく拡大し、視認性が向上しました。バッテリー持続時間も最大7日と「Fitbit Inspire HR」より優れています。

残念ながら「Fitbit Versa ライトエディション」はまったくおすすめできません。どうしてもスマートウォッチを希望される方は、「Fitbit Ionic」か「Fitbit Versa」をおすすめします。違いは、本機自体にGPSが搭載されているか否かになります。

ご参考までに、モデル別の機能比較表を掲載します。機能比較はFitbit公式HP上でも確認できます。

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ということで、今回は、睡眠の「質」を計測できるFitbitのおすすめ3モデルのご紹介でした。

24時間のうち大きなウェイトを占める睡眠時間。効率を高めることで、より健康的な生活を送っていただければと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

 

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