“ キャリアでは機種変更する際に旧機種を下取りするプログラムを実施していますが、中古屋の買取価格とどちらが高いのか実際に検証してみました ”
ご機嫌いかがでしょうか?「iPhone X」や「iPhone 8」が発売され、この機会に機種変更を検討されている方も多いと思います。前回の記事のとおり、僕も悩んだ末、「iPhone 8 Plus」に機種変更しました。
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さて、機種変更する際に、旧機種はどうしていますか?各キャリアでは下取りをしていますが、気になるのがその価格。機種によっては下取り価格が低過ぎるものもあり、中古屋のほうが高値で買い取ってくれるケースもあります。ということで、機種変更して用済みになった僕の「iPhone 6s」は、キャリアの下取りと中古屋の買取りとどちらがお得なのか検証しました。
iPhoneを売るときの準備事項と注意点
旧機種を売ってしまう前に、いくつか事前に準備しておくべきことがあります。今回は僕の「iPhone 6s」を例にあげて紹介しますね。準備事項は以下の3点になります。
- データのバックアップ
- 「iPhoneを探す」機能をオフ
- データの初期化
まずはデータのバックアップ。僕はPC上の「iTunes」で行いました。「iCloud」へバックアップする方法もありますが、データ量が大きく、有料プランへの加入が必要になります。あとは、USBメモリーへバックアップする方法もあります。Lightning端子から直接iPhoneへ接続でき、PCを経由する必要が無いため便利です。Apple認証の商品が安心ですね。
続けて、「iPhoneを探す」機能をオフにします。この機能をオフにしておかないと、買い取ってもらえませんのご注意ください。オフにしていなかった場合、新たにそれを購入した方が初期設定する際に、前所持者のApple IDのパスワードを聞かれてしまいます。iPhoneで「設定」 > 「iCloud」 > 「iPhoneを探す」の項目に入って、「iPhoneを探す」をオフにすればOKです。
最後に、データの初期化になります。iPhoneで「設定」 > 「一般」>「リセット」 > 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択します。以上で、事前準備は完了です。
カバーを付けていたのにiPhoneに傷が・・・
ケースやカバーといったアクセサリー類は取り外し、汚れがあるところは磨いて、極力きれいな状態にしておきましょう。買い取ってもらう際に、購入時の箱やその他の備品は無くても、基本的には買取価格が下がることはありません。もし、自宅にあるようでしたら一緒に引き取ってもいましょう。あまり期待できませんが、もしかしたら店舗によっては金額をアドオンしてくれるケースがあるかもしれません。
僕の「iPhone 6s」の状態はというと、常にケースを使用していたこともあり、いったってきれいな状態です!!と、思ったら傷が・・・
見えづらいと思いますが、背面のカメラレンズ周りに細かな傷がいくつかありました。レンズ周りはケースで覆われていなかったため、傷が付いてしまったのだと思います。この傷が査定にどう響くか心配です。
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キャリアの下取り価格より中古屋の買取価格のほうが高い!
さて、気になる価格ですが、まずはキャリアの下取り価格から見ていきましょう。僕はソフトバンクユーザーになります。ソフトバンクの2017年11月時点における「iPhone 6s 64GB スペースグレイ」の下取り価格は12,480円。これは現金でもらえるのではなく、月々の通信料から520円×24回分割り引く形になります。
一方、「ゲオ」では、最高買取価格が22,000円、最低買取価格でも13,900円になります。状態によって価格変動があるようで、現金買取という形になります。最低買取価格より低い下取り価格のソフトバンクは、情報リテラシーのないユーザーをカモにしているようにしか見えません。
念のため、他の中古屋もチェックしてみました。「NET OFF」では定額買取となっており、ガラスのヒビ割れ等、よほど状態が悪くなければ、一律20,000円になります。どうやら、キャリアの下取りより、中古屋で買い取ってもらったほうがお得そうです。今回は中古屋で買い取ってもらうことにしました。
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実際にゲオで査定してもらったところ予想外の買取価格に?!
「NET OFF」は、ネット上で申し込んだうえで、旧機種を配送し、銀行振り込みという形になります。「ゲオ」でも同様のパターンがありますが、配送等が面倒でしたので近くの店舗へ向かいました。なお、「ゲオ」では、人件費の関係で、店舗よりネットのほうが買取価格が少し高まるそうです。
実際に店舗へ行き、買取をお願いしたところ、査定には2時間程かかるとのことでした。「iPhone X」や「iPhone 8」が発売されたこともあり、僕と同様に買い取ってもらう方が多く、混みあっているようです。ちょうど他で用事があったので、iPhoneを預け、改めて来店することにしました。
2時間後、レンズ周りの小さな傷に不安を抱きつつ、相反する小さな期待に胸を高鳴らせながら来店し、買取価格が記されたレシートを見てみるると・・・
27,000円
あれ?思ったよりも高い!どうやらゲオでは買取強化キャンペーンを行っていたようで、5,000円上乗せされていました。仮に、その5,000円を差し引いたとしても、22,000円と最高買取価格であったことになります。よほど悪い状態でない限り、買取価格が下がることはないようです。
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ソフトバンクの下取り価格と比較すると、約15,000円の差額があります。前回の記事で紹介したコジポ20,000円分と合算すると、「iPhone 8 Plus」へ機種変更するにあたり、47,000円分の経済負担を減らすことができました。
機種や時期によっては、キャリアの下取り価格も中古屋の買取価格も変動しますので、今回はこのような結果になったということになります。iPhoneは人気があるため価格崩れしづらい商品だそうです。キャリアの下取り価格と中古屋の買取価格とで、どちらがお得かは適宜比較のうえ、ご確認するようお願いします。
コジポも買取価格もそうですが、世の中には知らない人が損する仕組みが多いと感じています。少しでも本ブログがお役に立てば幸いです。
ということで、 僕の「iPhone 6s」は、キャリアの下取り価格より、中古屋の買取価格のほうが大分高かったという結果になりました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。