“ 「Amazon Echo」にスマートリモコン「eRemote」を設定する方法についてのご紹介になります。テレビチャンネルの設定には少しばかりコツが必要になるため、ぜひご参考にしていただければと思います ”
やっと「Amazon Echo」が届いた!!!
ということで、早速いろいろ試してみましたが、
う~ん・・・
アイアンマンのような世界はもう少し先になりそうですw
俗に言うスマートスピーカーはまだまだ発展途上で、単体でできることは限定的であるものの、今回ご紹介する「eRemote」といったスマートリモコンと連携することで、テレビやエアコンを操作できるなど活用の幅が広がっていきます。
ただ、少しばかり工夫が必要で、「eRemote」の設定には苦戦されている方も多いと思います。
ということで、今回は「Amazon Echo」についてのアトシラになります。実際にテストを繰り返していったところ、「eRemote」の設定のコツも見えてきましたので、併せてご紹介していきたいと思います。
- ①スマートリモコンンは「RS-WFIREX3」より「eRemote」がオススメ!
- ②「eRemote」はエアコンもテレビも『照明』で登録する!
- ③「eRemote」でテレビのチャンネルも音声操作できる!
①スマートリモコンンは「RS-WFIREX3」より「eRemote」がオススメ!
「Amazon Echo」に対応したスマートリモコンはまだ多くはなく、現在は「eRemote」、もしくは「RS-WFIREX3」が主流になります。
「eRemote」がコチラになります☟
「eRemote」には廉価版の「eRemote mini」が発売されています☟
そして、「RS-WFIREX3」がコチラになります☟
「eRemote」、「RS-WFIREX3」 双方に一長一短があり、どちらが好ましいかは非常に微妙ですが、吟味した結果、僕は「eRemote」を選択しました。
というのも、例えばテレビをつける場合、「eRemote」だと、
「アレクサ、テレビつけて」
と言うのに対し、「RS-WFIREX3」では、
「アレクサ、家電リモコンで、テレビをつけて」
と言う必要があります。
「RS-WFIREX3」は詳細な操作の面では優れているものの、音声操作において、「家電リモコンで」というキーワードが毎回必要になります。
これが非常にめんどくさい!!
言い回しがスマートでないうえ、言葉が多いと音声認識率も低下するため、デメリットが大きいと判断しました。
但し、これからご紹介する「eRemote」も残念な点が多く、現状では何かしらの妥協が必要です。前向きに捉えると、スマートリモコンはまだまだ伸びしろがあるということになるので、今後に期待しましょう!
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さて、「eRemote」と廉価版の「eRemote mini」はどちらを買うべきか迷うところですが、結論、オススメは「eRemote mini」になります。
機能面の違いは温度センサーの有無だけですので、ほぼ同じ機能と捉えても決して過言ではありません。「eRemote mini」はUSB電源アダプタが付属されていないものの、「eRemote」より価格が3千円程度安いため、コスパに優れています。
出典:eRemote|IoT 家電 スマートホーム・スマートハウス|Link Japan | Link Japan
但し、「Amazon Echo」の普及が進んでいる影響か、「eRemote mini」は品切れ気味で、入荷が1ヶ月以上先になる場合があります。僕は待ちきれなかったため、仕方なく「eRemote」を購入したのでした。
転売屋が定価よりも高額で販売している場合もあるため、購入の際は「Amazon Price Tracker」で価格推移を確認することをオススメします。
※「Amazon Price Tracker」については以下の記事をご参照ください。
②「eRemote」はエアコンもテレビも『照明』で登録する!
ここからは「eRemote」の設定についての説明になります。「eRemote」を設定するには、専用アプリ「eHome」をスマホにインストールが必要です。
アカウント登録、無線LANの接続(2.4GHzのみ対応)といったセットアップを行った後、リモコンの設定をしていくのですが、ここで注意が必要です。
「Amazon Echo」の音声操作は基本的には「照明」にしか対応していません。
但し、テレビやエアコンを音声操作できないわけではありません。設定を工夫することによって、テレビやエアコンといった家電を音声操作することが可能です。テレビやエアコンを「照明」として認識させることで、電源のON・OFFが可能になります。
では、テレビを例にあげて、登録方法について説明していきます。
▼ 専用アプリ「eHome」の家電タイプを選択する際に、「照明」を選択します。テレビの登録であっても「照明」を選択します。「エアコン」や「テレビ」の選択肢がありますが、これらは「Amazon Echo」の音声操作に対応していないため一切使用しません。
オン、オフを登録した後、明るさの設定に移りますが、こちらはスキップすることも可能です。テレビであれば、音量やチャンネルの上げ下げ登録すると便利です。このあたりはお好みで。
▼リモコンを学習させたら、識別名とアイコンを変更します。
エアコンなど、その他の家電も同じ手順で設定することが可能です。赤外線リモコンが非対応の家電は、「リモコンコンセント」を中継することで設定が可能になります。
「eHome」での設定が完了したら、「Amazon Echo」のアプリである「Amazon Alexa」上で、「eHome」で設定した内容を読み込みます。「Amazon Alexa」のメニューより、「スマートホーム」→「デバイスを追加」を選択します。
なお、「eHome」で新たに設定したり、設定を変更したりした場合は、その都度「Amazon Alexa」で「デバイスを追加」を行わないと、反映されないようです。
③「eRemote」でテレビのチャンネルも音声操作できる!
「eRemote」は「照明」として認識させるが故に、基本的には電源のON・OFFのみの設定となりますが、同じ要領でチャンネルも設定することができます。但し、少し手間がかかりますので、その点はご了承ください。
▼ 手順はこれまでと同様です。「eHome」の家電タイプは「照明」を選択します。「オン」を設定する際に、電源ではなく、対象のチャンネルボタンを学習させます。
例えば、日本テレビを登録したい場合は、チャンネルボタンの「4」を登録させます。オフや明るさはスキップします。識別名を「日本テレビ」に変更し、アイコンを適当なものに変更すれば、日本テレビは登録完了になります。
同じ手順で各チャンネルボタンを登録した後、「Amazon Alexa」で「デバイスを追加」を行ったら、「定型アクション」を設定します。
「定型アクション」とは、特定のフレーズとテレビの電源をオンにするといったアクションを紐づけたり、複数のアクションをグルーピングし、特定のフレーズですべて実行したりできる機能です。
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▼「Amazon Echo」のアプリである「Amazon Alexa」のメニューから「定型アクション」を選択します。右上の「+」から新規登録を行います。
例えば、実行条件に「アレクサ、日本テレビつけて」と登録し、アクションは「スマートホーム」から上記で設定した「日本テレビ」のデバイスを登録します。明るさは特に関係ないため、適当で大丈夫です。
これで、「アレクサ、日本テレビつけて」というフレーズで、日本テレビにチャンネルが変更されるようになります。後はこの繰り返しで、フジテレビなど、各チャンネルをひとつずつ登録していきます。
但し、 言葉によっては「Amazon Echo」に正しく認識されない場合があります。例えば、「NHK」「TBS」といったアルファベットは認識してくれません。
また、数字も認識してくれないため、「1」、「1チャンネル」、「1チャン」もダメでした。他にも「日テレ」といった略称も認識してくれず、どうやら辞書に登録されている言葉のほうが認識されやすいようです。
現時点で、主要なチャンネルは、
NHK=放送協会
Eテレ=Eテレ
日本テレビ=日本
テレビ朝日=テレビ朝日
TBS=東京ブロード
テレビ東京=テレビ東京
フジテレビ=フジテレビ
で一旦落ち付いています。一部、非日常的な表現になっており、僕が「Amazon Echo」に合わせてしまっている状態ですが、今後、学習が進むことで些細な違いも読み取れるようになってくれると思います。
もし、オススメのフレーズがあれば、Twitter等で教えていただければと思います。
※2018.2.3追記
漢数字で登録すると認識されることを確認しました。ご教示いただき、ありがとうございました。
NHK=一チャンネル
Eテレ=二チャンネル
日本テレビ=四チャンネル
テレビ朝日=五チャンネル
TBS=六チャンネル
テレビ東京=七チャンネル
※読み方は「ナナ」
フジテレビ=八チャンネル
但し、九チャンネルは認識してくれませんでした。
アルファベットの「Q」と似ているからかもしれません。
※2018.5.14追記
九チャンネルも認識されるようになりました。
※読み方は「キュウ」
アレクサが学習したようです。
ご連絡ありがとうございました。
この手法を応用すれば、テレビの音量やチャンネルを上げ下げしたり、番組表を表示させたりすることもできます。
また、「定型アクション」のグルーピング機能も便利で、例えば、僕は朝起きて、
「アレクサ、全部つけて」
と言うと、照明、テレビ、エアコンのすべての電源がオンになるように設定しています。たまに、ひとつだけオンにならなかったりする時もありますが、このような機能を工夫して活用することで、少しばかり生活が便利になった気がします。
以上、「eRemote」の設定方法とそのコツについてご紹介してきました。ちょっぴり裏ワザ的なやり方ではありますが、家電を音声操作できるのは非常に便利です。まだまだ発展途上で「Amazon Echo」の音声認識精度も決して高くはないため、リモコン実機と兼用になりますが、今後の発展が非常に楽しみです!
引き続き、「Amazon Echo」についてはいろいろ実験しようと思いますので、楽しみにしてくださればと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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