“ 家庭にひとつあれば非常に便利な家庭用シュレッダーのご紹介です。性能・機能はもちろん、セキュリティや安全性など6つのポイントで比較・選定を行っています。おすすめの3機種もピックアップしていますので、ご参考になれば幸いです。 ”
出典:コクヨ ステーショナリー
ご機嫌いかがでしょうか?きんぐ(@king_letter)です。
このWEB時代においても、DM、レシート、クレジットカードの明細書など、個人情報が記載されている書類ってまだまだありますよね。Amazon等のオンラインショップから配送された段ボールに貼られている荷札にも、氏名や住所が記載されていますし・・・
クレジットカードの明細書はオンライン化できるものの、定期的に自宅へ送られてくる点が便利で、意図的にオンライン化していない方も多いようです。
それらの個人情報が記載された書類をそのままゴミとして捨ててしまうのは、なんだか不安に思うものです。家庭ゴミから流出した個人情報により、不要な営業電話やDM、ストーカー被害等につながったケースもあるようです。
一方で、ハサミで小さく切ったり、手で破いたり、マジックで塗りつぶしたりするのは、、、
めんどくさい!!!
そんな時に使いたくなるのがシュレッダーです。
仕事においてはシュレッダーを使う機会は多いですが、家庭で使うには価格や大きさなど購入するに至って気になる点がいくつか出てきます。
ということで、今回は「家庭用シュレッダー」についてのアトシラになります。
家庭用シュレッダーもラインナップが豊富にあり、価格帯も広いため、購入にあたってのポイントをまとめました。
最後に実際に僕が購入したシュレッダーも含め、おすすめの3機種もご紹介していますので、ご参考になればと思います。
手動タイプのシュレッダーはおすすめできない!
家庭用シュレッダーには、手動タイプと電動タイプがあります。以前に手動タイプも使ったことがあるのですが、結論、手動タイプはおすすめできません!
手動タイプは価格が安いうえに、電源を必要としないため、どこでも使える点がメリットです。
一方で、ハンドルをまわして細断するため、非常に手間と時間がかかります。細断時のハンドルが重く、シュレッダーが装着されているふたの部分をしっかりと押さえておかないとひっくりかえってしまうため、非常にしんどいです。また、刃がむき出しになっているため、安全面も不安です。
日常の生活においてシュレッダーを移動させることはほぼないため、メリットは価格の安さになりますが、安かろう悪かろうがきれいにあてはまるケースになります。
▼手動タイプのシュレッダーの例
それに比べて、電動タイプは自動で細断してくれるため、手間がかからず楽ちんです。この大きなメリットに対し、デメリットとは、手動タイプに比べ価格が高いことや、動作音がうるさいこと、サイズが大きく置き場所に困ることといった点があげられます。これらは商品選びのポイントとなります。
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家庭用電動シュレッダーを比較するうえでの6つのポイント
使用イメージとしては、DM、レシート、クレジットカードの明細書、荷札といった個人情報が記載された書類を、たま~に細断するイメージです。ボリュームとしては、決して多くはないため、月に1、2度使う程度の想定です。
カードやCD・DVDなどのメディア類を細断する機会はほぼないため、スコープから外します。機能や性能を追求しすぎると、その分価格が上がってしまうため、コストパフォーマンスは重視していきます。
以上を踏まえ、6つのポイントで家庭用シュレッダーを比較・選定を行いました。
1.細断形状&細断サイズ
シュレッダーでカットした後の紙片の形や大きさになります。ストレートカット、クロスカット、マイクロカットなどの細断の種類がありますが、クロスカットであれば一定の気密性は保たれているそうです。
紙片のサイズが小さくなるほど、機密保持能力が高くなるものの、価格も高まるため、調整ポイントになります。
2.細断性能
同時に細断できる枚数、細断速度、連続稼働の長さがあげられます。性能はシュレッダー本体の大きさや価格と比例していきます。
想定している書類のボリュームは決して多くはないため、“too much”にならないように、こちらも調整ポイントになります。
3.投入幅のサイズ
A4サイズに対応していれば十分です。A3サイズ対応はシュレッダー本体が大きくなるため、スコープから外します。
出典:アイリスオーヤマ株式会社
4.動作音の静かさ
商品によって稼働音の大きさが異なります。四六時中シュレッダーをかけているわけではありませんので、掃除機の運転音クラス(80dB程度)でなければ問題ないです
5.シュレッダー本体の大きさ
家庭用シュレッダーでは重要なポイントです。大は小を兼ねるものの、設置スペースは最小限にしておきたいです。
卓上サイズの商品もありますが、ダストボックスの容量も小さく、すぐにいっぱいになってしまいます。ゴミ捨て頻度が増えると面倒のため、性能面も踏まえたうえで、最適な大きさを選びたいです。
また、デスクの上にシュレッダーを置くことは避けたいです。ただでさえ散らかり気味のデスクスペースを制限することは、作業効率を下げてしまいます。
▼デスクタイプのシュレッダーの例
6.安全性
使用者はもちろん、小さな子どもやペットが誤ってケガをしないように、安全面の配慮がされているか否かは大事なポイントです。
ダストボックスも引き出しタイプのほうが安全で、ゴミ捨ての際に、歯が剥き出しになるような商品はスコープから外します。
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おすすめの家庭用電動シュレッダー3選
以上6つのポイントを踏まえ、おすすめの家庭用電動シュレッダーをご紹介します。
*コクヨ KPS-X80
実際に僕が購入した商品になります。機能・性能面のバランスが良く、最もコストパフォーマンスに優れています。
ポイントを上げていくと、
1.細断形状&細断サイズ:クロスカットの4×40mmで標準的
2.細断性能:A4サイズコピー用紙5枚まで一度に挿入可能/細断速度は約2.3m/分でやや速め/連続使用時間は約10分で標準的
3.投入幅のサイズ:A4サイズ対応で問題なし
4.動作音の静かさ:約53dBと使用音はとても静か
5.シュレッダー本体の大きさ:170×330×306mmとコンパクト/ダストボックス容量は8Lと小型タイプとしては標準的
6.安全性:ロック付き投入口シャッター搭載
コクヨを選択するメリットは、静音性が非常に優れている点です。生活音レベルのため、集合住宅や夜間での使用も問題ないです。だからといって細断の性能が悪いわけでもなく、スペックも十分です。
加えて、安全面にも配慮がされています。投入口にシャッターが付いており、ロックボタンを押しながらシャッターをスライドさせる仕様になっています。小さな子どもが誤って手を入れる心配がなく、安全性が高いです。
出典:コクヨ ステーショナリー
デザイン性も高く、カラーが豊富なため、リビング・ダイニング・書斎とどこに置いていても違和感はないと思います。
同価格帯において、これほどバランスがよく、静音性や安全性に優れている商品が他にないため、こちらが一番のおすすめになります。シュレッダー選びに迷うようであれば、こちらを買っておけば間違いないです!
なお、本商品にはAmazon限定バージョンもあります。
型番は異なりますが商品自体は同じで、メンテナンスシートが1枚付いているだけになります。価格を比較して、お得なほうを選びましょう!
*コクヨ KPS-X120
「KPS-X120」は、「KPS-X80」の背が高くなったタイプになります。とは言っても、デスク下に十分おさまるサイズです。「KPS-X80」との違いを赤字に記しています。
1.細断形状&細断サイズ:クロスカットの4×40mm
2.細断性能:A4サイズコピー用紙6枚まで一度に挿入可能/細断速度は約2.0m/分/連続使用時間は約12分と「KPS-X80」よりやや高性能
3.投入幅のサイズ:A4サイズ対応
4.動作音の静かさ:約53dB
5.シュレッダー本体の大きさ: 181×384×380mm/ダストボックス容量は12Lと「KPS-X80」より大きめ
6.安全性:オートリバース/緊急ストップボタン付き
基本的な性能は、上位機種ということもあり、やや向上していますが、実感値としてはさほど変わらないと思います。
本体の大きさが大きくなった分、ダストボックスの容量も増大しています。ゴミ捨ての頻度が減る点はメリットになります。
安全面においてはオートストップ機能が搭載され、紙詰まりやトラブルが起こる前にオートリバース機能が作動します。緊急ストップボタンもついており、途中で細断を止めることも可能です。
なお、「KPS-X80」は手動によるリバース機能は搭載されていますが、小さな子どもが誤って手を入れたり、髪の毛や服を挟んだりする事故を防ぐ観点では、投入口にシャッターが付いている「KPS-X80」のほうが安心です。
また、価格が1万円近くになるため、コストパフォーマンスにおいても「KPS-X80」のほうが優れています。「KPS-X80」の容量ではもの足りず、小さな子どもやペットがいない家庭は「KPS-X120」を検討してみてはいかがでしょうか。
*アイリスオーヤマ PS5HMSD
最後に、セキュリティ面を最重視し、マイクロシュレッド(細密カット)に対応した商品をご紹介します。「KPS-X80」との違いを赤字に記しています。
1.細断形状&細断サイズ:マイクロシュレッドの2×10mmと「KPS-X80」よりセキュリティ面は高い
2.細断性能:A4サイズコピー用紙5枚まで一度に挿入可能/細断速度は約2.0m/分/連続使用時間は約5分と連続使用時間は非常に短い
3.投入幅のサイズ:A4サイズ対応
4.動作音の静かさ:未公表
5.シュレッダー本体の大きさ:180×380×400mmと「KPS-X120」と同じくらいのサイズ/ダストボックス容量は10Lですが、細断枚数は12Lの「KPS-X120」よりも多い
6.安全性:特になし
まず、セキュリティ面においては、クロスカットよりもマイクロシュレッドのほうが高いです。
加えて、細断サイズが小さくなることで、クロスカットよりも細断後のゴミのカサが小さくなります。そのため、同じダストボックスの容量でもマイクロシュレッドのほうが細断枚数が多くなります。
動作音については、静音モデルという記載だけで、具体的な数値は公表されていません。アイリスオーヤマの商品は、結構うるさい商品が多いため、静音性についてはコクヨのほうが優れていると思われます。
やや業務用よりのポジショニングなのか、安全性の配慮はないに等しいです。子どもがいる家庭では、どうしても選択肢から外れてしまいます。
価格は1万円近くと「KPS-X120」と同価格帯になります。余談ですが、この機種はスコープから外していた、カードやCD・DVDなどのメディア類の細断にも対応しています。
安全性への配慮が必要なく、セキュリティ面を特に重視されたい方には、「PS5HMSD」がおすすめになります。個人的には、クロスカットでも十分に機密性は高いため、問題ないと捉えています。
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シュレッダーは消耗品!だからこそコストパフォーマンスが重要
いかがでしたでしょうか?
DM、レシート、クレジットカードの明細書など、個人情報が記載されている書類をそのまま捨てるのはなんだか不安だけど、細断に手間をかけるはめんどくさいというわがままからスタートした家庭用シュレッダー選び。
6つのポイントで家庭用シュレッダーを比較を行ってきましたが、何を重視するかで選択肢に幅が出てきます。その中でもコクヨの「KPS-X80」は一番バランスが取れている家庭用シュレッダーでした。そして何よりコストパフォーマンスに優れています。
シュレッダーは「刃」がありますので、使用頻度に伴い、必ず切れ味が悪くなってきます。そしてそれが故障にもつながっていきます。もちろん、すぐに壊れるものではないですが、ある種、シュレッダーは消耗品と近しい形態になります。そのため、あまり高価なシュレッダーは家庭用には適さないです。
もちろん、少しでも長持ちするように手入れはしたほうが望ましいです。手入れは決して面倒なものではなく、定期的にメンテナンスシートをシュレッダーにかけるだけです。
実際に「KPS-X80」を購入し、使用していますが、今のところ特に不便な点はありません。購入前に判断しづらかった細断時の動作音も、まったく問題ありませんでした。
情報流出の不安と対策のめんどくささを解決してくれる家庭用電動シュレッダー。一家に一台あると大変便利だと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。