アトシラ

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ソニー「WH-L600」は見送り!?映画鑑賞におすすめのサラウンドヘッドホン2018年版

“ 映画鑑賞におすすめなサラウンドヘッドホンのご紹介になります。騒音や高コストが理由で自宅にホームシアターシステムを構築できない方や、手軽に品質の高い音響で映画鑑賞を楽しみたい方におすすめです! ”

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テレビの大型化&高画質化に伴い、近年は自宅でも迫力のある美しい映像を楽しめるようになりました。また、音響においても、サウンドバー1本でホームシアターシステムが組める商品もあり、より臨場感のある視聴環境を構築することができるようになりました。

僕もリビングに簡単なホームシアターシステムを組んでいるのですが、ひとつだけ致命的な問題があります

 

うるさい・・・

 

特に低音(ウーハー)がズンズン響くため、隣の部屋に音が漏れてしまい、家族や隣人に迷惑をかけてしまいます。映画鑑賞やゲームをプレイする時間帯は夜中が多いため、ホームシアターシステムを稼働させることができず、十分に活用できていない状況です。部屋を防音仕様に工事するという選択肢もありますが、さすがにコストが高過ぎます。

そこで有効なのがヘッドホン!

ヘッドホンなら、誰にも迷惑もかけずに大迫力で質の高い音響を楽しめます。ということで、今回は映画鑑賞に適した「サラウンドヘッドホン」についてのアトシラになります。

2018年4月7日に発売されるソニー「WH-L600」についても言及していますので、サラウンドヘッドホンを新たに購入したり、買い替えを検討したりされている方は、ぜひご参考にしていただければと思います。

PS4にも7.1ch対応しているキングストン「 HyperX Cloud Revolver S」

僕が現在、使用しているヘッドホンはキングストン「 HyperX Cloud Revolver S」になります。PS4にも対応しているサラウンドヘッドホンで、ドルビー7.1chサラウンド機能を搭載ししています。

現状、数多くのサラウンドヘッドホンが販売されており、価格の幅も広いですが、実はPS4に対応しているサラウンドヘッドホンは非常に少ないです。7.1ch対応と謳っているヘッドホンは多々ありますが、パソコンに対応しているだけで、PS4に対応していないケースがほとんどです。

僕は映画鑑賞もゲームもPS4が中心になります。映画鑑賞は「Amazonビデオ」をPS4上に起動させて観ています。そのため、PS4に対応していることが大前提になります。

「 HyperX Cloud Revolver S」は新たにソフトをインストールするような手間もなく、USBケーブルをPS4に差し込めばすぐに使用できます。もちろんPS4 Slimでも使用できます。

PS4に対応しているサラウンドヘッドホンの中では、音質はトップクラスで、装着感にも優れています。唯一、マイクはイマイチのようですが、僕はFPSをプレイしないため、マイク自体を取り外しています。

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現時点でPS4に対応したヘッドホンとしては最もオススメではありますが、人間の欲は尽きることがないもので、最近はワイヤレスのヘッドホンも欲しくなってきました。実は、これが今回のアトシラのきっかけになります。

「 HyperX Cloud Revolver S」は有線タイプになります。基本的には、映画鑑賞もゲームも座っている状態のため、大きな不便はないのですが、コードが煩わしく感じることがたまにあります。

一方で、無線タイプもデメリットがあり、音の途切れ・遅れが発生したり、価格帯が有線タイプに比べて高くなったりします。

前述したとおり、PS4に対応したヘッドホンが少ないうえに無線タイプとなると、より限定されてしまいますが、中でもおすすめの商品を4点ご紹介します。

 

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世界初9.1chで映画鑑賞において最高性能のソニー「MDR-HW700DS」

サラウンドヘッドホンを調べると、必ずこの商品に行き着くのではないでしょうか。映画鑑賞においては最高性能となる、世界初の9.1chのソニー「MDR-HW700DS 」です。

実際に9.1chの環境を構築しようとすると、サラウンドスピーカー9本にサブウーファーを1基、合計10本のスピーカーとAVアンプを用意しなければなりませんが、「MDR-HW700DS 」はヘッドホンひとつで9.1chのサラウンドを実現することができます。今回のテーマの通り、映画鑑賞に最適なヘッドホンです。 

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出典:MDR-HW700DS | ヘッドホン | ソニー

障害物の影響を受けにくい2.4GHz帯と電波干渉の少ない5GHz帯の双方に対応しており、2.4GHz帯が混み合っているときは自動で5GHz帯へ移るなど、無線タイプのデメリットポイントも補われています。

ヘッドホンを装着するだけで自動的に電源が入り、外すと電源が切れるオートパワーオン/オフ機能があったり、4Kパススルーに対応していたりと機能面も充実しています。

映画鑑賞用のヘッドホン選びで迷ったら「MDR-HW700DS 」を購入すればまず間違いないと言いたいところですが、現状、非常に購入しづらい状態にあります。

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実は「MDR-HW700DS 」の発売日は2013年になります。近年のテクノロジーの進化を踏まえると、定期的に後継機種が発売されそうですが、既に発売から5年以上の月日が経ってしまっています。

2018年3月現在も、後継機種の発売については発表されていません。後述する「WH-L600」が2018年4月に発売されますが、これは後継機種ではなく下位機種になります。

最高性能ということもあり、価格は現在も3万円超えと高価であるため、なかなか手が出しづらい中で、後継機種の発売を待っていたら数年経ってしまった・・・という方も多いのではないでしょうか。まさしく僕もジレンマに陥っている状態で、完全に買うタイミングを逃しました。

下位機種の発売に伴い、後継機種も発売されるのではという憶測も飛び交っていますが、一旦、下位機種の発売を待って判断していきたいと考えています。下位機の発売に伴い、「MDR-HW700DS 」の価格もそれなりに安くなれば、買ってしまうのもアリですが、下位機種が上位機種の価格に影響を及ぼすとは考えづらいため、期待は薄いです。

 

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まさかのスペックダウン?!サラウンドヘッドホン入門機のソニー「WH-L600」

2018年4月7日に発売されるソニーのサラウンドヘッドホンのニューモデルになります。「MDR-HW700DS」の後継機種と思いきや、まさかの下位機種になります。 

「MDR-HW700DS」の下位機種となるため、ドライバーユニットや再生周波数帯域のレンジといった基本スペックは「MDR-HW700DS」よりも低いです。

バッテリー持続時間が向上したり、バランスドライブ方式が採用されたりと一部機能においては、「MDR-HW700DS」よりも優れている点があります。本体プロセッサーとヘッドホンスタンドが一体になっており、ヘッドホンを乗せるだけで充電できる点は非常に便利です。

ポジショニングとしては入門機であり、初めてサラウンドヘッドホンを手に取るライトユーザー向けと思われます。ただ、価格はソニーらしく強気の設定です。Amazonで予約受付段階で3万円強となっており、「MDR-HW700DS」よりは安いですが、その差は数千円しかありません。

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出典:ソニーストア 銀座 | ソニーストアについて | ソニー

スペックダウンした「WH-L600」はパスと思いつつ、「MDR-HW700DS」のジレンマに陥っている僕はどうしても気になって仕方なかったため、銀座のソニーストアへ実物を見に行ってきました。「WH-L600」はまだ発売前ではありますが、ソニーストアでは先行して展示されています。

見た目は「MDR-HW700DS」のような高級感はやや失われているものの、最近のソニーのヘッドホンと同様にスタイリッシュでオシャレです。装着感も良かったです。

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出典:ソニー: ソニー製品情報/ソニーストア 

視聴をしてみたのですが、正直、厳密な比較は難しかったです。「MDR-HW700DS 」に比べると「WH-L600」は重低音が強めで、重低音が好きな僕は評価にバイアスがかかってしまいます。

それでもサラウンドヘッドホンとしての音の繊細さは「MDR-HW700DS」のほうが優れていることはわかりました。上位機種のため当然ではありますが・・・。

現状ですと数千円の価格差しかないため、購入するのであればスペックが上位である「MDR-HW700DS 」をおすすめします。

高いコストパフォーマンスのパナソニック「RP-WF70」

「MDR-HW700DS」とよく比較されるのが、パナソニック「RP-WF70」です。正確には前機種である「RP-WF7」と比較されることが多かったです。こちらは2017年4月に最新機種として「RP-WF70」が発売されました。

スペックはどちらかというと「WH-L600」に近しいです。つまり「MDR-HW700DS」より劣るということになります。HDMI端子に対応していなかったりするため注意が必要です。

一方で、「RP-WF70」は非常に軽く、長時間の視聴も苦になりません。前述したソニーの2商品も約320gと十分軽いのですが、「RP-WF70」はそれよりもはるかに軽い約235gになります。バッテリーが単4形乾電池であるため交換が可能で、EVOLTAやeneloopといったパナソニックの充電式電池であれば、ヘッドホンに装着したまま充電できるという特徴があります。

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出典:RP-WF70 | ヘッドホン/インサイドホン | Panasonic

そして「RP-WF70」のメリットは、なんといっても価格になります。Amazonでは2万円を切っており、非常にコストパフォーマンスが高いです。

妥協して「RP-WF70」の購入を検討したこともありますが、家電量販店で試しに装着したところ、いまいち僕の耳にフィットしませんでした。残念ながら、僕の頭や耳の形に合わなかったようです。こういうことがあるので、ヘッドホンはできる限り購入前に装着したり、試聴したりすることをおすすめします。

PS4 Slimに対応していないRazer「RZ04-02230100-R3M1」

最後にRazerからPS4対応を謳った、7.1chのワイヤレスヘッドセットが2018年2月に発売されましたのでご紹介します。

どうしても無線タイプのヘッドセットを希望される方は、こちらがおすすめになります。PS4に対応した7.1chのワイヤレスヘッドセットは、本商品以外ではソニー純正の商品しかありません。

Razerといえば緑のカラーが特徴ですが、本機はPS4をモチーフにしたのか青が使われています。Razerのロゴも青く光るのでかっこいいです。

上位機種に 「RZ04-01590100-R3A1」がありますが、「RZ04-02230100-R3M1」との違いは、レシーバーがヘッドセットスタンドと充電ドックを兼ねているだけで、ヘッドセットの性能面に差異はありません。

但し、気を付けないといけない点があります。双方ともPS4 Slimに対応していません。光デジタル端子に対応していないためです。PS4 Proであれば問題ないですが、僕のようにPS4 Slimを所有される方は十分にご注意ください。

 

 

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いかがでしたでしょうか?

現状、僕が一番ほしいサラウンドヘッドホンは「MDR-HW700DS 」になります。ただ、後継機が発売されるかもしれないという期待のせいで、ヘッドホン購入の旅はまだまだ終焉を迎えられそうもありません。

2018年4月7日に「WH-L600」が発売され、なんらかの動きが生じることを期待し、様子を見ていきたいと思います。状況に応じて、こちらもリライトしていきますね。

サラウンドヘッドホンで自宅での映画鑑賞をより楽しむことができますので、ぜひお試しください!最後までお読みいただき、ありがとうございました。