“ 慣れないキーボードを使うと、タイピングミスが増えたり、違和感が不快に感じたりと、地味に作業が非効率になるものです。使い慣れたノートPCと同じような感覚で打てる「外付けキーボード」について調査しました ”
ご機嫌いかがでしょうか?きんぐ(@king_letter)です。
今回は、普段使っているノートPCと同じ感覚で打てる「外付けキーボード」についてのアトシラになります。
僕が仕事で使っているノートPCは「Let's note(レッツノート)」で、1日で一番使用時間が長いPCになります。日常的に使っているPCということもあり、一番手になじんだキーボードになります。
一方で、自宅ではデスクトップのゲーミングPCを使っています。ドスパラで購入したオーダーメイドのハイスペックPCで、特にPC自体には不満はないものの、キーボードにはストレスを感じていました。
些細な差ではありますが、使い慣れた「レッツノート」のキーボードと別のキーボードを使うと感覚にズレが生じ、タイピングミスが増えたり、違和感が不快に感じたりと、地味に作業が非効率になります。
この悩みを解消すべく、キーボードを買い換えることにしました。
- キーボード選びのポイントは「キーピッチ」と「キーストローク」
- テンキーレスでキーボードの幅を短くすることで効率化
- キーボードをデスク上に出しっ放しであれば有線で十分
- サンワサプライの「SKB-SL18BKN」がオススメ!
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キーボード選びのポイントは「キーピッチ」と「キーストローク」
「レッツノート」と同じ感覚で打てる外付けキーボード探しはややニッチな感じはしますが、探すにあたり、キーボード選びのベースとなる「キーピッチ」と「キーストローク」の観点で条件を整理していきたいと思います。
まずは隣り合うキーの間隔を表す「キーピッチ」。一般的に19mmが標準サイズと言われており、「レッツノート」も19mmになります。
コンパクトなキーボードだとキーピッチが19mmよりも短いこともあります。キーピッチが狭いと窮屈で使いづらくなるため、注意が必要です。
一方で「キーストローク」はキーを押したときの沈む深さを表します。ノートPCであれば2~3mm程度が多く、デスクトップPCでデフォルトで付いてくるキーボードだとやや深めの4mm程度が一般的です。
「レッツノート」のキーストロークは2.0mmと比較的浅めの打鍵感になります。この打鍵感な慣れてしまうと、キーストロークが大きいキーボードはしんどく感じます。
また、キーボードの形状もポイントになります。これまで自宅で使っているキーボードはエレコムのアイソレーションタイプになります。
レッツノートのように通常のキーボードでは隣接する各キーの間にはわずかなすき間があるだけなのに対し、アイソレーションタイプは隣接するキーとの間に枠を設けて独立しています。
キー周りに完全な空間があるので、誤って隣のキーに触れてしまうミスタッチが減る効果はありますが、現状、この点が「レッツノート」と感覚の齟齬を生むボトルネックとなっていました。
また、キー自体はフラットなものから、波状で指にフィットするものなど様々あります。「レッツノート」は指の動きを考慮し、キーの左上と右下の角を丸くすることで指のひっかかりを低減したリーフ型になります。この辺りも極力近しいキーボードが望ましいです。
他にも打ち心地のよさを左右するメンブレンやらパンタグラフやらといった「キースイッチ」の観点がありますが、この辺りは理屈よりも試打をして確認したほうが手っ取り早いです。
テンキーレスでキーボードの幅を短くすることで効率化
僕は普段、テンキーを使用しないのですが、エクセルなどを使う頻度が高ければ、数字入力などの作業がしやすいテンキーはあったほうが望ましいです。但し、キーボード本体の幅が長くなる点はデメリットになります。
キーボード本体の幅が長いとマウスとの距離が広がるため、作業中の手の移動距離がどうしても増えてしまいます。テンキーを普段使用しないのであれば、手の移動を最小限に留めるためにもキーボード本体の幅は短いほうが望ましいです。
加えて、キーボード本体のサイズがコンパクトになることで、デスク上のスペースも有効的に使うことができます。
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キーボードをデスク上に出しっ放しであれば有線で十分
ケーブルの有無も重要なポイントになります。ケーブルのわずらわしさにストレスを感じるならば「ワイヤレスタイプ」が望ましいですが、僕は基本的にキーボードをデスク上に出しっ放しのため、むしろ有線のほうが便利です。
ワイヤレスタイプはその特性上、接続が不安定になることがあったり、定期的に充電が必要になったりします。充電するためにコードをいちいちつなげるアクションが面倒ですし、つなげっぱなしにすると結局有線と同じに状態になります。
有線タイプは接続が安定しており、充電も必要ありません。価格も相対的にリーズナブルである点もメリットです。
サンワサプライの「SKB-SL18BKN」がオススメ!
これらの条件のもと最終的に3機種にまで絞り込みました。
*エレコム TK-FCM089SBK
この後にご紹介するサンワサプライの商品と大差はないのですが、こちらは静音設計になります。キートップにラバーカップを取り付けることで、打鍵時に発生するカチャカチャというキートップと上カバーの接触音を減少させています。
一方で静音設計の影響なのか、打鍵時にクセがあり、やや反発も強い印象がありました。僕はこの点が苦手に感じたため、本商品は見送ることにしました。
*ロジクール MK245NBK
こちらはワイヤレスになりますが、マウスもセットで2,000円程度と非常に低価格な商品でしたので、マークしていました。
無線USB子機ひとつだけでキーボードとマウスを接続できるため、USBポートが少ない場合は非常にメリットがあります。
残念ながら、特にUSBポート数に困っているわけでもなく、またマウスは別の多機能タイプを使用しているため、購入してもマウスが無駄になってしまうことを鑑み、今回は見送ることにしました。
*サンワサプライ SKB-SL18BKN
本商品は幅293mmと極限まで小さくした超コンパクトサイズで、隣キーとの境界が分かりやすい2段構造のキーのため、タイピングがしやすいです。
価格も1,700円程度と非常にリーズナブルです。同じモデルでワイヤレスタイプもあり、価格差は1,000円程度です。
各キーの大きさなど細かい点も勘案し、最終的には本商品を「レッツノート」と最も近しい外付けキーボードとして購入しました。
とはいえ、妥協した点もあります。『Ctrl』キーと『Fn』キーの位置が「レッツノート」と逆になっています。。。
正直、こればかりは仕方ないです。どちらかというと「レッツノート」が特殊で、一般的なキーボートは『Ctrl』キーが左で『Fn』キーが右になります。
『Ctrl』キーは頻繁に使うため残念ではあるものの、この点を加味しても非常に満足なキーボードです。「レッツノート」と近しい打鍵感&押し込みの薄さにより、タイピングミスや不快に感じていた違和感も無くなりました。何より価格がお財布にやさしく、Amazonで安く購入することができました。
ということで、無事、満足できる商品を手にすることができました。
“ノートPCも外付けキーボードを使用する”選択肢も考えましたが、ノートPCは会社内で持ち歩くことも多く、さすがに邪魔くさいため諦めました。
使い慣れた「レッツノート」と同じ感覚で打てる外付けキーボード探しというニッチなリサーチでしたが、同じような悩みを抱えている方を中心に、少しでもご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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