“ 電子マネーのひとつである「Suica」で、買い物の支払いを行う方法をまとめました。 支払いが便利になるだけでなく、買い物の度にポイントも貯まっていくため大変お得です。 電子マネーになんとなく抵抗があった方も、こちらを読んでいただければ安心してご活用いただけると思います ”
出典:日本で iPhone や Apple Watch の Suica を使う - Apple サポート
「日本の現金決済信仰は異常」
「コンビニで現金使う人はバカ」
・・・といった現金払いに対するやや乱暴な主張を見かけることが多くなった今日この頃^^;
日本の現金決済率は8割以上もあり、 諸外国と比べると異常だそうです。
日常で利用するコンビニにおいても、現金払いをしている方のほうがまだまだ大多数ではあるものの、徐々にクレジットカードや今回ご紹介する電子マネーで支払いをする方が増えてきているように思えます。
僕もコンビニで買い物する時は、iPhoneの「Apple Pay(アップルペイ)」で支払いするため、財布が登場する機会が随分と減りました。iPhoneをレジにかざすだけのため支払いが簡単でスピーディーですし、普段の買い物でポイントも貯まっていくので非常にお得です。
ということで、今回は「電子マネー」についてのアトシラになります。今回は、所持している方が比較的多い「Suica」にスコープしています。電子マネーについてまだ十分にご存知でない方も、こちらをご覧いただければ安心してご活用いただけると思います。
※ちなみに、ビットコインといった仮想通貨は“通貨”の種類であり、電子マネーではないのでお間違いなく!
- ①電子マネーに対するネガティブなイメージはリテラシーの低さが原因?
- ②Suicaのオートチャージが非常に便利!
- ③オートチャージの設定は少し面倒?!
- ④「ビューカード」は「ビックカメラSuicaカード」がおすすめ!
- ⑤「 VIEW ALETTE(ビューアルッテ)」で Suicaとビューカードをリンク
- ⑥iPhoneの「Apple Pay」に Suica を設定する
①電子マネーに対するネガティブなイメージはリテラシーの低さが原因?
まず、電子マネーに対する日本人のネガティブな意見について整理しました。クレジットカードについても同じような観点になると思います。
1)お金をどれだけ使ったか把握できなくなる
2)ムダ使いしてしまう
3)レジで支払いに時間がかかってしまい、他の客に迷惑がかかる
実は、これらネガティブな意見は現金のほうが当てはまり、むしろ電子マネーはこれらの課題を解決してくれる手段になります。十分な情報を持ちえていないために、ネガティブなイメージで語られているケースが多い印象です。
1)お金をどれだけ使ったか把握できなくなる
電子マネーやクレジットカードは、何にいくら支払ったのか詳細にわかるため、財布の残金でざっくり把握するよりも厳密に管理できます。
2)ムダ遣いをしてしまう
これも財布の残金でムダ遣いを抑制していると思われますが、電子マネーはチャージする額を決めることで現金同様に無駄遣い防ぐことができます。
また、今回は ショッピング ではなく、コンビニといった少額の買い物にスコープします。さすがに普段のコンビニでの買い物で、お金を使いすぎることはないと思います。
3)レジで支払いに時間がかかってしまい、他の客に迷惑がかかる
電子マネーだとカードやiPhoneをレジにかざすだけで決済が完了します。財布からお金を取り出し、お釣りをもらうというアクションがないため、非常にスムーズかつスピーディーです。
また、クレジットカードもコンビニやスーパーではサインレスです。実は、他の客も店員も一番迷惑なのが現金払いなのです・・・
このとおり、 日本人の 電子マネーに対するネガティブな意見は、むしろ現金のほうがガッツリ当てはまります。同じモノを買うにしても、電子マネーやクレジットカードはポイントが貯まりますが、現金は何も貯まりません。経済的な観点においても、現金にデメリットがあります。
情報をアップデートすることで、電子マネーやクレジットカードのイメージがガラリと変わると思います。
②Suicaのオートチャージが非常に便利!
さて、電子マネーもいくつか種類があります。特に発行枚数が多いものは、楽天Edy、WAON、nanaco、そして今回紹介すSuicaになります。
これらの電子マネーは、プリペイド型で事前に入金(チャージ)して使う形になります。使った分を後でまとめて支払うポストペイに比べると、適宜、入金が必要になるため面倒なのですが、今回ご紹介するSuicaにはオートチャージの機能があります。
オートチャージとは、Suicaの残高が設定金額より少なくなった場合に、改札機にタッチして入場するだけで、自動的にチャージされる仕組みになります。
これで残高不足によって改札が閉まることも無くなりますし、いちいちチャージする手間が無くなります。
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③オートチャージの設定は少し面倒?!
オートチャージは非常に便利な機能ですが、その設定は少し面倒だったりします。手順としては、オートチャージしたいSuicaとビューカードを用意し、JRの駅にある「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」でリンクさせるという流れになります。
まず、Suicaには、「Suica定期券」、「My Suica(記名式)」、「Suicaカード」の3種類があります。オートチャージには、氏名・生年月日・性別等の情報を登録されている「Suica定期券」「My Suica(記名式)」が対応しています。
通勤・通学でJRを利用されている方は、すでに「Suica定期券」をお持ちの方がほとんどだと思います。お持ちでない方は、「My Suica(記名式)」を作りましょう。JR各駅のみどりの窓口で簡単に作ることができます。
④「ビューカード」は「ビックカメラSuicaカード」がおすすめ!
続いて、クレジットカードの「ビューカード(Viewカード)」を用意します。オートチャージしたいSuicaと、リンクできるクレジットカードは、「ビューカード」しかありません。他のクレジットカードも使えれば便利なのですが、「ビューカード」をお持ちでない方は、新たに作る必要があります。僕も他にクレジットカードを持っていましたが、オートチャージ用に新たに作成しました。
「ビューカード」にはいくつか種類がありますが、一番おすすめなのが「ビックカメラSuicaカード」です。
理由は簡単で、年会費が実質無料になるためです。正確には、年会費は初年度無料、次年度以降は477円(税別)となります。但し、前年1年間でクレジットカード利用がある場合は、年会費が無料となるため、実質年会費無料になります。つまり、1年間に1度でもオートチャージを行えば年会費が無料になるという意味です。
他の「ビューカード」は、いずれも年間費が発生します。ルミネでお買い物する機会が非常に多い方は、いつでも5%オフになる「ルミネカード」を検討するのもアリですが、それ以外の方は「ビックカメラSuicaカード」をおすすめします。
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「ビューカード」はオートチャージの度に、ビューサンクスポイントが溜まっていきます。「ビックカメラSuicaカード」は、その名のとおり、ビックカメラのポイントカードとしても使用可能で、ビックカメラのポイントとビューカードのビューサンクスポイントの2重取りができます。
▼「ビックカメラSuicaカード」のお申し込みについては、コチラをご確認ください!
なお、2018年6月28日より、ビューサンクスポイントはJR東日本グループ共通ポイント「JRE POINT」へ変わるそうです。ビューサンクスポイントの価値はそのままで、特に手続きは必要ないとのことです。
⑤「 VIEW ALETTE(ビューアルッテ)」で Suicaとビューカードをリンク
Suicaとビューカードを用意できましたら、JRの駅にあるATM「VIEW ALTTE(ビューアルッテ)」でリンクさせます。「ビューアルッテ」は首都圏JRの主要な駅であれば、ほぼ設置されています。
▼「ビューアルッテ」での操作方法も、こちらで丁寧に説明されており、簡単に設定できます。
設定の際に 「A:オートチャージ入金実行金額」と「B:オートチャージ実行判定金額」を入力します。これは、Suicaの残金が「B:オートチャージ実行判定金額」より少なくなったら、「A:オートチャージ入金実行金額」をオートチャージするという意味です。
僕は、Suicaの残金が2,000円より少なくなったら、2,000円をオートチャージするようにしています。基本的に、コンビニでの買い物やちょっとした飲食でしかSuicaを使用しないため、1度の支払いにおいて2,000以上の残金があれば事足ります。また、ほぼ毎日電車を利用しているため、随時チャージされている状態であり、支払い時に残金が不足したことはありません。
なお、オートチャージの設定金額は後で変更もできます。変更も「ビューアルッテ」で行う必要がありますが、実際の利用状況にあわせて適宜設定していけばよいと思います。
⑥iPhoneの「Apple Pay」に Suica を設定する
以上でオートチャージの設定は完了です。最後に、iPhone 7以降を使用されている方は、「Apple Pay」の登録をおすすめします。SuicaカードをiPhoneの「Apple Pay」に取り込むことで、Suicaカードを持ち歩く必要がなくなり、非常に便利です!
よく手帳型のスマホケースにSuicaカードやクレジットカードを挟み込んでいる方を見かけますが、「Apple Pay」に取り込めばカードも手帳型のスマホケースも必要ありません。手帳型のスマホケースは、スマホを使用する度にいちいち開く動作が発生するため面倒に思われている方も多いと思います。
iPhoneさえ手元にあれば、電車もバスもタクシーも乗れますし、コンビニで買い物もできるため、お財布を取り出す機会が随分減りました。
「Apple Pay」のデメリットとしては、iPhoneの充電が無くなると使用できなくなる点です。僕はまだ充電切れで困ったことはないですが、モバイルバッテリーを持ち歩いているため、特に心配していません。
余談ですが、モバイルバッテリーはAnkerの「PowerCore Fusion 5000」を使用しています。モバイルバッテリー本体にACプラグが備わっているので、モバイルバッテリーを充電するための充電器とケーブルを持ち歩く必要がありません。「PowerCore Fusion 5000」とスマホのケーブルだけを持ち歩けばスマホの充電ができるため、大変便利です!
ここからは、Suicaカードを「Apple Pay」に取り込む方法について説明していきます。
▼iPhoneの「Wallet」アプリを起動して、右上の「+」をタップ。「次へ」をタップしてから、「Suica」をタップします。
▼Suicaカードの裏面に記載されているカード番号の下4桁をSuicaID番号欄に入力し、生年月日を入力したら「次へ」をタップします。
出典:Apple Pay に Suica を追加する - Apple サポート
「同意する」をタップした後、Suicaカードの上にiPhoneを置き、Suicaカードの情報をiPhoneへ転送します。転送が完了したら、設定は以上になります。
詳細については、Appleの公式HPにも掲載されていますので、併せてご参考にしていただければと思います。
ちなみに、iPhoneへ取り込んだ後、Suicaカードは使えなくなるため、デポジット金額(500円)もApple Payに取り込まれています。Suicaカードはもう使えないため、廃棄しても問題ありません。
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コンビニで、Suicaを使って支払う場合は、店員さんに「Suicaで」と言った後、レジのリーダーにかざせば支払いが完了します。
ちなみに、Suicaカードの情報をApple Payに転送する際にお気づきかと思いますが、Apple PayのチップはiPhoneの背面上段あたりに埋め込まれているようです。自動改札やレジでタッチする時は、背面上段を近付ければOKです。(たまに、iPhoneの背面下段を押し当てて、反応していないかたを見かけます。)
オートチャージの設定はやや面倒ですが、一度設定してしまえば、日常の利便性が格段に高まります。財布を取り出さずに、普段のちょっとした買い物ができるのは非常に楽ですし、ポイントも貯まっていくため、メリットが非常に大きいです。 電子マネーになんとなく抵抗があった方も、この機会にぜひお試しください!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。